証券口座を開設したあと、「どの銀行口座と連携するのがいいんだろう?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
実は、証券口座と相性の良い銀行口座を選ぶことで、入出金がスムーズになったり、金利やポイントが優遇されたりと、意外と大きな差が生まれます。
この記事では、楽天証券と楽天銀行、SBI証券と住信SBIネット銀行の連携メリットを中心に、証券口座と相性のよい銀行口座の選び方をご紹介します。
証券口座と銀行口座はセットで考えるとお得
証券口座を持つと、証券口座と連携する「入出金用の銀行口座」が必要になります。
もちろんどの銀行口座でも入出金はできますが、証券会社と提携している銀行を使うと、次のようなメリットがあります。
- 即時入金・出金が無料でできる
- 自動入金・出金サービスが使える
- 金利が優遇される
- 各種キャンペーンやポイントの対象になる
証券口座と相性のいい銀行を使えば、取引の効率もコストも変わるので、セットでお得にいきましょう。
楽天証券 × 楽天銀行|マネーブリッジで普通預金金利が0.1%
楽天証券と楽天銀行を連携させると「マネーブリッジ」というサービスが使えます。
この連携を設定するだけで、楽天銀行の普通預金金利が年0.1%(税引前)にアップします(※通常は0.02%未満)。
【楽天銀行を連携するメリット】
- 普通預金金利が0.1%にアップ
- 楽天証券からの出金が無料で即時に反映
- 入金もリアルタイムでスムーズ
- 自動スイープ機能(証券口座の残高不足時に自動で銀行口座から移動)
- 楽天ポイントの獲得・利用対象
楽天経済圏を活用している方には特におすすめの組み合わせです。
SBI証券 × 住信SBIネット銀行|スマートプログラムが魅力
SBI証券と住信SBIネット銀行を連携させると、「ハイブリッド預金」と呼ばれる仕組みが使えるようになります。
これは、住信SBIネット銀行内の預金と証券口座の資金を一元管理できる仕組みです。
【住信SBIネット銀行を連携するメリット】
- ハイブリッド預金金利が年0.01% → 0.1%(キャンペーンなどで変動)
- リアルタイム入金&出金が手数料無料
- 自動入出金設定が可能(スイープ機能)
- スマートプログラムでATM手数料・振込手数料の無料回数がアップ
- 三井住友カード(NL)などと組み合わせてVポイントも貯まる
SBI証券と合わせて「手数料に強く、利便性も高い」構成が作れるのが魅力です。
楽天銀行と住信SBIネット銀行を比較!
項目 | 楽天銀行 | 住信SBIネット銀行 |
---|---|---|
提携証券会社 | 楽天証券 | SBI証券 |
普通預金金利(証券連携時) | 0.1% | 0.01~0.1% |
自動スイープ機能 | あり | あり |
入出金の即時性 | ◎ | ◎ |
ポイント連携 | 楽天ポイント | Vポイントなど |
向いている人 | 楽天ユーザー | 手数料重視・幅広い使い方をしたい人 |
どちらを選べばいい?私の場合は楽天銀行
私自身は、投資信託の積立や楽天経済圏の活用もしていたため、楽天証券 × 楽天銀行の組み合わせを選びました。
マネーブリッジの金利アップや、楽天ポイントを投資に使える仕組みがとても便利で、初心者の私にも扱いやすかったです。
ただし、SBI証券 × 住信SBIネット銀行の方が「手数料無料の回数が多い」「iDeCoにも強い」といった特徴もあるので、
自分の使い方に合った組み合わせを選ぶことが何より大切です。
まとめ:証券口座を作ったら、銀行口座にも注目しよう!
証券口座と銀行口座は、「別々のもの」と思われがちですが、連携次第でお金の管理がグッと便利になります。
楽天証券を使うなら楽天銀行、SBI証券を使うなら住信SBIネット銀行を選ぶことで、金利・手数料・ポイントの面でお得な効果が期待できます。
すでに証券口座を開設した方も、銀行口座の見直しをするだけで、さらに資産形成がスムーズになるかもしれませんよ。
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